この浜を見たから、私は移住を決めたようなものです。
 渡口の浜。
 「とぐちのはま」と、すぐには読めませんでした。

 弧を描いた白砂の浜が、目測では陸上のトラック1周分、つまり400メートルは続いています。
 写真では右側に隠れた方角になりますが、伊良部島と下地島を隔てる入り江を挟んで、さらにまた同じくらいの長さのビーチが延びています。

  *  *  *

 夜、砂に寝転んで波の音を聞きます。
 満月は、浜をさえざえと照らします。
 月がなければ、天の川を流れ星がいくつも横切ります。
 波音のかなたに、宮古島と来間島を結ぶ「来間大橋」のあかり。

  *  *  *

 浜の両端に1軒づつ、そば屋があります。(もちろん沖縄そばです。)
 「伊島観光サービスの売店」と「渡口の浜食堂」。

 伊島観光のメニューは、いさぎよく宮古そばのみ。
 オリジナルの辛子味噌をお好みで入れて食べます。

 渡口の浜食堂を、島の人は「てんぷらや」と呼びます。
 揚げたてのてんぷらをテイクアウトする姿をよく見かけます。
 メニューは、そのてんぷらとそば、カレー。
 海を眺めながら食べられるところがなんともぜいたくです。

 そばのお味は、ここでは四の五の申し上げません。現場でお確かめください。

渡口の浜

アマカから1.5キロ(自転車で5分)

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